チェスの遊び方
チェスは、白と黒が交互に駒を動かし、相手のキングをチェックメイトにするゲームです。白が先手です。キングを実際に取るのではなく、チェックを受けた側に合法な応手がなくなったら勝負が決まります。
このページでは、あいもげのチェス機能の使い方と通常のチェスのルールをまとめます。
あいもげで対局する
- スレやレスの本文に
!chessを独立した1行として書いて投稿すると、初期局面の盤面が表示されます。前後に説明文を添えても構いません。引用の>!chessや文章中の!chessは開始コマンドになりません。 - 盤面がまだ表示されていなければ「盤面を表示」を押します。「盤面を反転」で黒側からも見られます。
- 手番側の駒をドラッグ&ドロップすると、合法な移動先が示され、選んだ手が返信欄に入ります。昇格するときは昇格先の駒も選びます。投稿内容を確認してから送信してください。
- 手で入力する場合は、直前の局面の投稿を引用し、その下に指し手を書きます。たとえば
>No.1の次の行にe4、または>No.1 e4と書けます。指し手はe4、Nf3、O-Oなどの棋譜表記を使います。
各手の投稿に、その手を指した後の盤面が表示されます。同じスレの過去の局面へ返信すると、そこから別の展開に分岐できます。不正な指し手はエラー表示となり、その局面から対局を続けられません。
あいもげの盤面は投稿のつながりから局面を復元します。対面対局では申告が必要な50手ルールや3回反復の引き分けも、盤面の判定では自動で表示されます。
一人で練習する・仲間を探す
一人で指して練習したいときは、Chess.comが使いやすいです。
Chess.comにはあいもげチェス部もあります。あいもげの人とチェスを楽しみたいときの入口です。
盤と駒を並べる
盤は8×8マス。自分から見て右手前の角が白いマスになる向きに置きます。白を下側から見た初期配置は図のとおりです。
横に並ぶ段を 1~8、縦に並ぶ筋を a~h と呼びます。たとえば白キングの開始位置は e1 です。並べるときは「クイーンは自分と同じ色のマス」(白は d1、黒は d8)と覚えると便利です。
駒の動き
緑の丸は動けるマスです。図は盤の一部を切り出しています。クイーン・ルーク・ビショップは、途中に駒がなければ同じ方向へさらに進めます。ナイトは途中の駒を飛び越えられます。ポーンのオレンジの枠は、相手の駒を取れるマスです。
ポーンは通常前へ1マス、最初の1手だけ途中と行き先が空いていれば2マス進めます。相手の駒は斜め前1マスで取り、後ろには戻れません。
ポーン以外の駒は、相手の駒が行き先にいれば、その駒を取って同じマスに移ります。自分の駒がいるマスには進めません。キングは相手に攻撃されているマスへは進めません。
チェック、勝ち負け、引き分け
- チェック:キングが相手の駒に攻撃されている状態。キングを逃がす、攻撃している駒を取る、攻撃を遮るなどして、必ずチェックを解消します。自分のキングがチェックされたままになる手は指せません。
- チェックメイト(詰み):チェックを解消する合法な手がない状態。チェックをかけた側の勝ちです。
- ステイルメイト:手番の人に合法な手が1つもなく、キングはチェックされていない状態。引き分けです。「相手の駒を全部取れば勝ち」ではない点に注意しましょう。
- ほかの引き分け:双方が詰ませることのできない局面(キングだけが残った場合など)や、双方の合意でも引き分けになります。
FIDEの対面対局のルールでは、同じ局面が3回現れた場合や、ポーンを動かさず駒も取らずに双方が50手ずつ指した場合は、手番の人が引き分けを申告できます。同じ局面が5回、またはその状態が双方75手ずつ続いた場合は自動で引き分けです。反復は駒の配置だけでなく、手番やキャスリング・アンパッサンの権利も同じ局面かどうかで判定します。オンライン対局での申告・自動判定の操作は、遊ぶサービスの案内を確認してください。
特殊ルール
キャスリング
キングを守り、ルークを使いやすくするために、キングとルークを同時に動かす1手です。白の短いキャスリング(O-O)なら、キングを e1 から g1 へ、ルークを h1 から f1 へ動かします。長いキャスリング(O-O-O)なら、キングは e1 から c1、ルークは a1 から d1 です。黒も自分の最初の段で同様に動きます。
次のどれかに当てはまると、キャスリングはできません。
- キング、または使う側のルークを一度でも動かした(元のマスに戻しても不可)。
- キングとルークの間に駒がある。
- キングが現在チェックされている、またはキングが通るマス・移るマスが相手に攻撃されている。
アンパッサン
ポーンだけにある特別な駒取りです。相手のポーンが開始位置から一度に2マス進んで自分のポーンの真横に来たとき、直後の自分の手だけ、相手が1マスしか進まなかったかのように斜め前で取れます。
例:白ポーンが e5、黒ポーンが d7 にいます。黒が d7→d5 と進んだ直後、白は e5→d6 と動かして黒の d5 のポーンを取れます(棋譜では exd6 e.p. と書くことがあります)。白が別の手を指すと、この機会はなくなります。もちろん、自分のキングをチェックにさらす場合は使えません。
プロモーション(昇格)
ポーンが盤の一番奥の段(白は8段目、黒は1段目)へ着いたら、その手でクイーン・ルーク・ビショップ・ナイトのどれかに交換します。取られた駒が手元になくても選べます。普通は強いクイーンを選びますが、ナイトなどを選ぶ手も合法です。キングやポーンには昇格できません。
棋譜の読み方
1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 は、白がポーンを e4、黒がポーンを e5 に進め、白のナイトが f3、黒のナイトが c6 に進んだという意味です。ポーン以外は駒の頭文字を付けます(N はナイト。K はキング)。x は駒取り、+ はチェック、# はチェックメイト、O-O と O-O-O はキャスリングです。
主要なオープニング(序盤の形)
オープニングは暗記した手順を必ず最後まで指すものではありません。相手の手で展開は変わります。まずは「中央を争う」「駒を働かせる」「キングを守る」という目的を見てください。
各項目を開くと、初期配置から1手ずつ進むアニメーションを見られます。黄色は移動前、青緑は移動後のマスです。
イタリアンゲーム:1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4(指し手をアニメで見る)
白はナイトとビショップを早く出し、黒の f7 周辺にも目を向けます。
ルイ・ロペス(スペイン):1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5(指し手をアニメで見る)
白は c6 のナイトに圧力をかけ、中央の e5 をめぐって争います。
クイーンズ・ギャンビット:1.d4 d5 2.c4(指し手をアニメで見る)
白はcポーンを差し出して、黒の中央のポーンに働きかけます。黒は取ることも断ることもできます。
シシリアン・ディフェンス:1.e4 c5(指し手をアニメで見る)
黒が左右非対称な形で中央の d4 を争います。
フレンチ・ディフェンス:1.e4 e6 2.d4 d5(指し手をアニメで見る)
黒は e6 で d5 を支え、白の中央に挑みます。
カロ・カン・ディフェンス:1.e4 c6 2.d4 d5(指し手をアニメで見る)
黒は c6 で d5 を支え、中央に挑みます。
手順を実際に動かしてみたい場合は、Lichessのオープニング集で名前や指し手を探せます。
初心者が意識したいコツ
- 中央を見る:序盤は
e4・d4・e5・d5の周辺を意識します。 - ナイトとビショップを出す:同じ駒を何度も動かす前に、眠っている駒を働かせます。
- キングを安全にする:可能なら早めにキャスリングを検討します。
- 指す前に相手の狙いを確認:「チェックはある?」「取られそうな駒は?」「相手の次の手は?」を一度見ます。
- ただで駒を渡さない:駒を取る前に、取り返されるかを数えます。目安の価値はポーン1、ナイト・ビショップ3、ルーク5、クイーン9ですが、局面で変わります。
- 負けた局面を1つ振り返る:長い定跡の暗記より、見落としたチェックや駒取りを一つ減らすほうが上達につながります。
参考
- FIDE Laws of Chess(公式ルール、英語):駒の動きは第3条、勝敗は第5条、反復と50手・75手の規定は第9条。
- Lichess「Learn chess」:駒の動きを盤上で試せる練習ページ。
- Lichess「Openings」:オープニングの名前と展開を確認できるページ。
図の駒には、あいもげのチェス機能で使う素材を使用しています。